【奄美大島】体験型施設:ケンムン村をのんびり観光【旅ログ】
本土とは違う独自の文化が根付く奄美大島。
そんな奄美の郷土文化を体験できる施設が「ケンムン村」をご紹介します。
釜炊き製法の「塩作り体験」や黒糖を使った伝統的な「お菓子作り体験」など奄美らしい体験メニューが揃っています。
奄美空港からも車で10分ほどで着きますので、観光目的で訪れるのにぴったりですよ。
目次
ケンムン村 | 奄美の郷土文化を学ぼう!
ケンムン村は、リゾート施設「ばしゃ山村」に隣接する郷土体験や歴史を学べる施設です。
ケンムン村で出来る体験メニューはこちら!
ケンムン村では、以下のような奄美の郷土体験を手軽に楽しむことができます。
- 釜炊きの塩作り体験
- 黒糖のお菓子作り体験
- 陶芸体験
- 島唄体験
- 島人になる体験(2つの体験がセット)
奄美の美しい海水で作る塩は、マイルドな塩気でミネラルが豊富。
思い出とお土産が同時に手に入るなんてお得ですよね。
いずれも前日までに予約が必要なので、体験メインの人は必ず済ませておきましょう。
なお、施設内を見学するだけなら予約不要です。
施設名 | ケンムン村 |
住所 | 鹿児島県奄美市笠利町大字用安1246 |
電話番号 | 0997-63-1178 |
公式サイト | http://basyayama-mura.com/activity |
そもそもケンムンって何?
ケンムンは奄美地方に伝わる精霊(妖怪)で、ガジュマルの木に住んでいると伝えられています。
わかりやすく言えば河童(かっぱ)に近い存在みたい。
ケンムン村では、奄美にゆかりのあるケンムンをマスコットキャラクターにしています。
この子たちは、かなり可愛くデフォルメされてます。実際のケンムンはもう少し河童に近い見た目をしていますよ。
興味がある方はWikipediaをご覧ください。
ケンムン村へのアクセス方法
旅行で訪れる方は、奄美空港からバスかタクシー、レンタカーで向かいましょう。
県道沿いにあるので、迷うことは無いと思います。
空港 ⇒ バス | ばしゃ山バス停で下車 |
空港 ⇒ タクシー・レンタカー | 県道82号を奄美市内方面に進む |
バスは30分に1本程度。
交通手段が少ないので、空港前でレンタカーを借りると楽です。
ばしゃ山のバス停で降りたら、道路を挟んで右手に「ケンムン村」と書かれた入り口が見えてきます。
ケンムン村の主な施設
体験施設がメインのケンムン村ですが、昔の建築物の展示もあるので意外と見るだけでも楽しめます。
見どころ1 | 旧安田邸
130年前に建てられた江戸時代末期の伝統的なヒキモン造りの家屋がそのまま移築されています。
平成19年度には、国の有形文化財に指定されました。
建物の中も靴を脱いであがることができます。おじゃましま~す!
祖母が奥からひょっこり顔を出しそうな、古き良き日本を感じる古民家ですね。
中に入ってひときわ目を引くのが、中央にあるモンスター級の伊勢海老の抜け殻。存在感がすごい…。
昭和レトロな家具や伝統楽器サンシン、天皇皇后陛下が宿泊したお部屋の花器などが脇に飾られています。
見どころ2 | クール岩の納屋
クール岩とは、砂を固めて作った岩壁のこと。
奄美大島では、現在ここでしか見ることが出来ない貴重な建造物なんです。
遠目に見ると、かやぶき屋根の家屋といった感じですが、
おぉ、壁が砂の塊で出来ています!なんとなーく、わかりますか?
砂なのに崩れないのが不思議ですよね。
見どころ3 | ケンムン神社
島の精霊ケンムンにお祈りが出来るケンムン神社。
願掛けをする神社と違い「人と自然・人と人を結ぶ」という思いを込めて作られたそうです。
写真を取り忘れましたが、お社の下には内側はキレイに輝く夜光貝(やこうがい)の貝殻が敷き詰められています。
食用にもなる夜光貝はコリコリした食感で美味しいんですが、光り輝く貝殻もアクセサリーに加工できるので人気があります。
ケンムン村は何分くらいあれば見れる?
施設内の家屋は3~4件程度なので、体験メニューを利用しない場合は大体30分あれば回りきれる広さです。
上り坂や階段が多いので、足腰が弱い方はしんどいかもしれません。
敷地内では、予約制のキャンプ場やカフェ(2020年10月現在はコロナで営業自粛中)も併設しているので、そちらを利用してのんびり過ごすのも良いでしょう。
まとめ | ケンムン村で奄美の郷土文化に触れてみて
伝統的な文化が残る奄美大島ですが、市街地は近代化されており都会とあまり変わりません。奄美伝統の文化に触れてみたいという人は、ケンムン村で体験や建物見学をしてみると理解が深まると思いますよ。
地元のおば(ばあちゃん)がステキな笑顔で挨拶してくれて、なんだかほっこり。
どこか田舎に帰ってきたようなノスタルジーさがあります。
さすがにケンムン村観光だけだと物足りない感じはありますが、目の前のばしゃ山村(用安海岸)でマリンスポーツを楽しんだ後やのんびり観光したい時に、訪れてみてはいかがでしょうか。
そんな体験型施設「ケンムン村」に実際行ってきました。